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スタッフブログ

名古屋へセミナー参加 「母の貯金」

2022年9月26日

いど胃腸科クリニック事務長です。

 

 

 

昨日は名古屋にセミナーに行ってきました。

 

時間も長かったけど、ちゃんと頑張って

勉強してきましたよ😉

 

 

 

 

医療のこと、コロナのこと、

また医療業界とは異なる業界の講師から

貴重なお話が聞けます。

 

 

 

 

「心を入れ替えます」

 

「これから気を付けます」

 

 

という言葉は便利。

これを言うだけじゃほとんどは変わらない。

 

 

言葉だけではなくちゃんと行動するかが大事。

 

 

 

その通りですね🙌

 

 

 

 

 

 

 

その講師の方が最後のほうで

「母の貯金」という動画を流してくれました。

 

 

 

 

 

 

―母の貯金―

子供の頃、家は流行らない商店で貧乏だった。

母がパートに出て何とか生活できるような程度の生活だ。

学校の集金のたびに母親が
ため息をついていたのをよく憶えている。

別段、小学校、中学校はなんとも思わなかったけれど、
高校に入り、進学を考えた頃から両親と喧嘩することが多くなった。

私は大学に進みたかった。美大に行って本格的に絵を描きたかったからだ。

しかし進学するのに必要なお金など、どう考えても捻出できなかった。

毎日、昼のパート、夕方からのパートと掛け持ちで働き、くたくたになってる母親に、

「何で進学できないんだよ!子供の進学資金も
  出せないようじゃ親失格だぜ!」
と言ったことがある。



母は涙ぐみ何も言わなかった

その姿にハッと我に返ったが、ぶつけようのない悔しさが
邪魔をしてそのまま謝りもしなかった。

しばらく後になって、あの時なぜ謝らなかったのだろうと猛烈に悔やむことになった。

 

母親は事故で亡くなり、直接謝ることは出来なくなってしまったのだ。
パートの帰りの運転中の事故だった。交差点に突っ込んでの事故で
ブレーキの跡もない

過労だと思う

葬式の後、母の部屋を整理していて日記とも家計簿とも取れるようなノートを見つけた。
食費や光熱費
私は家計をやりくりした事など当然ないが
そんな私が見てもギリギリの生活だった。



母親が自分のために使ったものなど何一つなかった。

なのに進学のための貯金があった。
ぎりぎりの生活の中で、本当に数百円の単位で毎月貯金してあった。

私が怒鳴ったあたりから、パートの時間が増えていった。

後で分かった事だが、パートの勤務時間を頼み込んで増やしていたそうだ。

 

増えた分はすべて貯金



私はバカだった。
自分のことだけだった。

母の笑った顔を最後に見たのはいつだったろう?
私は何一つ親孝行などしていない、母がいなくなってから、後悔の連続だった。

苦労ばかりかけて、自分のことばかり考えていた。何の親孝行もしていない。

なぜあんな事を言ったのか、謝らなかったのか。
謝りたい、心から母に謝りたかった。

そんな時、ものすごいリアルな夢を見た。
夢の中で母親は居間で座っていた。
母を見つけた私は、泣きながら母親に詫びた。

「何もしてやれないで、ごめん。
ひどい事言って、ごめん。」

本当に子供の様に泣いた。

母は俺の手を握って
「謝らなければいけないのは、
お母さんだから、ごめんね。」
と言った。

それを聞いて俺はますます声をあげて泣いた。

起きた時は、枕まで涙で濡れていた。

そして、手にははっきりと母の手の感覚が残っていたのを憶えている。

それだけなら、リアルな夢で終わっていたのだが、その夢を見た朝、父が
「今朝、母さんの夢を見た。」
と言うのだ。

俺の事を「宜しく」と言っていたらしい。

父が「直接、会いに行って話したらいい」
と母に言ったら「もう会って話してきた。」と言ったそうだ。

 

後悔の念が見せた夢で、偶然の事かもしれない。

でも、夢であれ母に謝る事が出来て良かった。

結局、俺は大学には行けなかった。

今は、普通の会社員だ。

が、暇を見つけては絵を描いて、描きあがった絵は仏壇の前に飾っている。

絵を好きになったのは、子どもの頃
「上手に描けたね」って言ってくれた、
母の一言がきっかけだった。

今も、母の事を思うと自責の念で心が痛む。

でもその母の為にも頑張って生きて行きたいと思う。

 

 

 

 

💠

 

 

 

 

動画が終わった時、会場は静まり

泣いている方もいました。

 

 

私も心に沁みました。

 

 

 

 

今は親の立場になって過ごす毎日ですが

両親が今生きているうちに、もっと

感謝の思いを伝えていきたいと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、

今日も頑張ります。